【実体験】個人向け国債1,000万円のデメリット5つ|それでも買って良かった理由

資産形成・投資

はじめに

こんにちは、45自由です。

私は現在、

個人向け国債「変動10年」を1,000万円分

保有しています。

2025年12月に購入手続きをした第189回債で、発行日は2026年1月15日。

初回の適用利率は年1.23%でした。財務省の発行条件でも、第189回債は初回年1.23%、半年ごとに適用利率が見直される条件になっています。 

そして実際に受け取った初回の利息は、

税引後49,007円。

この利息についてはこちらの記事で詳しく公開しています。

→ 「個人向け国債1,000万円の利息はいくら?変動10年を買った結果を公開」

実際に1,000万円という大きな金額を入れてみると、

「安心感はかなり大きい。でも、安全だからデメリットがないわけではない」

と感じました。

一方で私は、

「最初から全部NISAにしておけばよかった」

とも思っていません。

むしろ我が家の場合、個人向け国債を買ったことが、

妻が投資について考える最初のきっかけになり、最終的には夫婦でNISAを活用するところまで進む“とっかかり”

にもなりました。

我が家が国債から夫婦でNISAを始めるまでの話

今回は、

個人向け国債1,000万円を実際に持って分かった5つのデメリットと、それでも買って良かったと思っている理由

を書いてみます。


そもそも、なぜ個人向け国債に1,000万円入れたのか

我が家には、夫婦でこれまで貯めてきたまとまった現金がありました。

ずっと銀行預金だけに置いておくのももったいない。

私は以前からNISAも利用していたので、

「投資に回す方法もある」

と考えていました。

ただ、当時の妻は投資に対してかなり慎重でした。

今振り返ると、

「投資=危険なもの」

というイメージが強かったんだと思います。

妻からすれば、

よく分からないものに、大切なお金を入れるのは怖い。

それは当然だと思います。

実際、

「投資をしなくても両親は普通に生活できているし、幸せなんだから、わざわざやらなくてもいいんじゃない?」

という考えもありました。

そこで、いきなり株式へ大きなお金を入れるのではなく、

まず選んだのが、

個人向け国債「変動10年」

でした。


実は私も、最初からNISAを理解していたわけではない(笑)

ここは今だから言えますが、

私自身も最初から投資について詳しかったわけではありません。

私は一般NISAの時代からNISAを利用していました。

でも始めたきっかけは、

信頼している友人に勧められたから。

投資先も、自分ですべて一から調べたというより、

友人の話を聞いて決めていた部分がかなりありました(笑)。

私はその友人を信頼していましたし、

「この人が言うならやってみよう」

と思えた。

友人の役にも立つなら、という気持ちも少しありました。

だから、仕組みを完全に理解していなくても行動できたんだと思います。


妻に「NISAって何?」と聞かれて答えられなかった

そんな私が以前、妻に、

「NISAやったら?」

と言ったことがあります。

すると当然、

「NISAって何なの?」

「どういう仕組みなの?」

と聞かれました。

そこで気づきました。

全然説明できない(笑)。

自分自身が、

「信頼している友人が勧めてくれたから」

という理由で始めていたので、

なぜNISAを使うのか。

どういうメリットがあるのか。

何がリスクなのか。

それを自分の言葉で説明できませんでした。

私には友人への信頼がありました。

でも妻にとって、その友人はほとんど知らない人です。

妻の立場からすれば、

「ほぼ他人の勧めで、よく分からないものに大切なお金を入れたくない」

と思うのは当然です。

今思えば、

妻が投資を拒否していたというより、

私が安心して判断できるだけの材料を説明できていなかった

んだと思います。


個人向け国債が「銀行預金以外」を知る最初の一歩になった

そこで我が家にとってちょうどよかったのが、

個人向け国債でした。

株式のように日々大きく値動きするものではなく、

国が発行している。

半年ごとに利息が入る。

そして1年経過後なら中途換金する仕組みもある。

妻にとっても、

「これなら少し分かりやすい」

と思えたんだと思います。

そして個人向け国債を持ったことで、

「お金の置き場所は銀行預金だけじゃないんだ」

ということを、夫婦で実感できました。

ここが大きかったです。


「守りの資産」があることでNISAへの怖さも少し減った

1,000万円を国債に置いたことで、

私自身も、

「我が家には守りの資産がある」

という安心感がかなり強くなりました。

株式市場が下がっても、

金融資産全部が同じように大きく下がるわけではない。

国債がある。

現金もある。

そう考えると、

NISAでリスクを取ることへの心理的なハードルも少し下がりました。

これは妻にとっても同じだったと思います。

最初から、

「1,000万円を株式へ入れよう」

だったら、なかなか進まなかった。

でも、

まず守りを作る。
そのうえで一部は投資してみる。

という順番なら考えやすかった。

今振り返ると国債は、

資産を大きく増やすための商品というより、

我が家が投資へ踏み出すための橋渡し役

だったのかもしれません。


初めて利息が入った日は、2人でちょっと贅沢した(笑)

そして、忘れられないのが、

初めて国債の利息が入ったときです。

税引後で、

49,007円。

通帳上の数字だけでも嬉しかったんですが、

せっかくなので、

「ちょっと使ってみよう」

ということになりました。

普段はあまり行かないコンビニへ行って、

いつもなら絶対に買わないような、

少しお高めだけど美味しそうな飲み物とスイーツ

を2人で買いました(笑)。

49,007円のうち、ほんの一部です。

でも、

「自分たちが働いて稼いだ給料とは別に、お金を置いていたことで利息が生まれた」

ということを、初めて実感した瞬間でした。

飲み物とスイーツそのものより、

この経験の方が大きかった気がします。

妻にとっても、

「資産運用って、よく分からない怖いもの」

だけではなく、

「こうやってお金が働くこともあるんだ」

と実感できる小さな成功体験になったのかもしれません。


妻に説明するために、私自身も勉強するようになった

国債をきっかけに妻の投資への視野が少しずつ広がると、

私自身にも変化がありました。

勉強する量がかなり増えました。

妻に説明するには、

自分がなんとなく分かっているだけでは足りません。

私が勉強する。

妻に説明する。

「それってどういうこと?」

と聞かれる。

答えられなければ、また調べる。

できるだけ分かりやすく噛み砕いて説明する。

この繰り返しでした。

つまり、

インプット → アウトプット → 分からない部分を再度インプット → もう一度アウトプット

という流れが自然にできたんです。

妻に理解してもらうための勉強が、

結果的には、

私自身の自己研鑽にもなりました。

そして現在は、

私はFANG+。

妻はオルカン。

夫婦でNISAを活用するところまで来ています。

→ 「新NISA|夫婦で年間720万円を年初一括。私がFANG+、妻がオルカンを選んだ理由」


分からないものは怖い。分かっても怖さがなくなるわけではない

妻とのやり取りを通じて感じたことがあります。

人は、

分からないもの、得体の知れないものを怖いと思いやすい。

投資も同じです。

でも、

投資について勉強すれば、

怖くなくなるわけではありません。

元本割れすることもある。

株価が大きく下がることもある。

実際、私はFANG+で一時約40万円の含み損になり、

証券口座を見るたびにブルーになっていました(笑)。

大事なのは、

怖さをなくすことではなく、「何が怖いのか」を理解したうえで、そのリスクを取るかどうかを自分で決められるようになること

なんだと思います。

→ 「FANG+に約450万円投資した理由|含み損40万円で決めた長期投資のマイルール」


それでも感じた、個人向け国債5つのデメリット

ここまで書くと、

「じゃあ個人向け国債は最高だったの?」

となりそうですが(笑)、

実際に1,000万円保有してみると、

デメリットも感じました。


デメリット① 発行から1年間は原則中途換金できない

個人向け国債は、

発行から1年間は原則として中途換金できません。

1年経過後は1万円単位で、一部または全部を中途換金できます。 

私の第189回債は2026年1月15日発行なので、原則として発行から1年間は動かせません。 

買った当時は問題ありませんでした。

でも、その後妻もNISAを始め、

我が家の投資方針が変わってきました。

すると、

「この1,000万円をもう少しNISAへ使ってもいいかも」

と思うようになった。

そこで初めて、

安全性が高い代わりに、すぐ動かせない

というデメリットを実感しました。


デメリット② 中途換金すると利息相当額が差し引かれる

1年経過後なら中途換金できます。

ただし、

完全にノーペナルティではありません。

中途換金時には、

直前2回分の各利子(税引前)相当額に0.79685を掛けた金額が、中途換金調整額として差し引かれます。 

ざっくり言えば、

直近約1年分の利息相当を差し引いて換金する

イメージです。

元本が株価のように値下がりするわけではありませんが、

「1年経てば何も気にせず解約できる」

というわけでもありません。


デメリット③ 株式が上がると機会損失が気になる

これは制度そのものではなく、

実際に国債と株式を両方持っているから感じることです。

2026年8月16日時点で、

私のFANG+は、

+18.62%。

妻のオルカンは、

+16.04%。

そんな数字を見ると、

当然、

「この1,000万円を株式に入れていたら……」

と考えることがあります(笑)。

でも、これは結果論です。

FANG+は大きく上がる可能性がある一方、

大きく下がることもあります。

だから私は、

国債と株式をリターンだけで比べるのは違う

と思っています。

国債では、

大きなリターンを諦める代わりに、

安心感を買っている。

そんなイメージです。


デメリット④ インフレには注意が必要

変動10年は、

実勢金利に応じて半年ごとに適用利率が見直されます。

第189回債も「基準金利×0.66」、最低金利0.05%という仕組みです。 

金利上昇にある程度ついていけるのはメリットです。

ただし、

物価上昇以上に必ず増える保証があるわけではありません。

10年後も額面1,000万円は1,000万円でも、

物価が大きく上がっていれば、

その1,000万円で買えるものは少なくなります。

だから、

「元本が減らない=何年後も同じ価値」

ではない点は意識しています。


デメリット⑤ 安心感があるからこそ、大きな金額を入れやすい

これは私自身の反省でもあります。

株式へ、

「1,000万円入れよう」

となれば、かなり慎重になると思います。

でも国債だと、

「国債なら大丈夫だろう」

という安心感があります。

私も実際、1,000万円を入れました。

ただ、

安全性が高いことと、その金額をそこへ置くことが最適かどうかは別問題

です。

1,000万円を国債に置けば、

その分、

NISA。

教育費。

住宅ローン。

現金。

などへ使える資金の自由度は下がります。

投資方針が変わった今だからこそ、これは実感しています。


それでも国債1,000万円を買ったことは後悔していない

ここまで5つのデメリットを書きました。

それでも私は、

個人向け国債を買ったこと自体は後悔していません。

むしろ、

当時の我が家には合っていたと思っています。

1,000万円の守りができた。

妻も安心できた。

銀行預金以外にもお金の置き場所があると分かった。

実際に利息も受け取った。

夫婦で投資について話すきっかけになった。

そして、

その安心感がNISAへの一歩につながった。

こうした効果は、

利息49,007円という数字だけでは測れません。


「国債かNISAか」ではなく、国債があったからNISAへ進めた

今なら、

「1,000万円すべてを国債にする必要があったかな?」

と考えることはあります。

でも、

最初からNISAだけを勧めていたら、

妻は今も投資をしていなかったかもしれません。

我が家は、

国債を持つ

安心感が生まれる

銀行預金以外の選択肢を知る

投資について勉強する

NISAについても理解する

実際にオルカンへ投資する

という順番でした。

だから私にとって個人向け国債は、

NISAと競う商品ではなく、結果的にNISAへ進むための橋渡し役

でもありました。


我が家では「国債=守り」「株式=成長」

2026年8月時点で、

我が家の金融資産は約2,721万円あります。

その中には、

個人向け国債1,000万円

のほか、

私のFANG+。

妻のオルカン。

現金・預金。

国内個別株。

などがあります。

→ 「30代共働き3人家族の総資産は約2,721万円|2026年8月」

今の私の中では、

国債は「守り」。

FANG+やオルカンは「成長」。

という位置付けです。

全部を攻める必要もない。

全部を守る必要もない。

守りがあるから、攻める部分ではある程度リスクを取れる。

今はそう考えています。


今後、国債1,000万円をどうする?

現時点では、

国債をゼロにするつもりはありません。

住宅ローンもあります。

子どもの教育費もこれからです。

今後家族が増える可能性もあります。

45歳になれば働き方を変えることも考えています。

だから、

安全資産そのものは必要です。

ただし、

1,000万円すべてを10年間そのまま持ち続けるか

は別です。

中途換金できるようになったあと、

その時点の、

NISA。

現金。

教育費。

住宅ローン。

家族の状況。

を見ながら、

一部をNISA資金へ移すことも考えています。

「変動10年」という名前でも、10年間絶対に持たなければならない商品ではありません。発行から1年経過後は中途換金できます。 


当時の正解と、今の正解は変わっていい

資産形成を始めて感じるのは、

一度決めたことをずっと続けなければならないわけではない

ということです。

当時は、

妻が安心できる個人向け国債が我が家に合っていた。

そして今は、

夫婦とも投資への理解が深まり、

もう少しNISAを活用してもいいと思うようになった。

家族の状況も、

資産額も、

考え方も変わります。

なら、

その時点の我が家に合う答えへ変えていけばいい。

私はそう思っています。


まとめ|デメリットはある。でも我が家には意味のある1,000万円だった

個人向け国債1,000万円を実際に保有して感じたデメリットは、

① 発行から1年間は原則中途換金できない

② 中途換金時には利息相当の調整額が差し引かれる

③ 株式が上昇すると機会損失が気になる

④ インフレには注意が必要

⑤ 安心感があるからこそ、大きな金額を入れやすい

この5つです。

今なら、

「本当に1,000万円全部を国債にする必要があったかな?」

とは考えます。

でも、

後悔はしていません。

国債を持ったことで、

「我が家には守りの資産がある」

という安心感が生まれました。

妻にとっては、

「お金の置き場所は銀行預金だけではない」

と知る最初の一歩になりました。

初めて利息が入った日には、

普段買わないちょっと高めのコンビニスイーツと飲み物を2人で楽しみました(笑)。

そこから投資について話すことが増え、

妻に説明するために私自身も勉強するようになり、

最終的には夫婦でNISAを活用するところまで来ました。

そう考えると、

この1,000万円は、

単に利息をもらうためだけのお金ではなかったのかもしれません。

我が家が資産形成を本格的に考え始めるための、とっかかりになった1,000万円。

今はそう感じています。

もし今後実際に国債の一部を中途換金したら、

いくら換金したのか。
中途換金調整額はいくらだったのか。
そのお金を何に使ったのか。

そこまで、このブログで公開するつもりです。

普通の会社員が45歳で本当に自由になれるのか。

国債1,000万円をどう使っていくのかも、その途中経過として記録していきます。


※この記事は、私自身が個人向け国債を購入した実体験を記録したものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。個人向け国債の金利や制度は変更される可能性があります。購入・中途換金を検討する際は、財務省や取扱金融機関の最新情報をご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました